遂に!イギリスの名門である「アストンマーティン」もSUVのリリースを発表しましたね。
未だ冷めやらぬSUVブームといったところですが、日本ではディーゼルモデルのSUVが人気のようです。
低燃費で、燃料も軽油ですから経済性が高く、それでいてトルクが太いので爽快な走りを味わえるとなると、人気が出て当たり前ですよね。
かく言うわたしも、いっときディーゼルの魅力にとりつかれ、ディーゼルモデルのSUVに試乗しまくっていました。
ということで、今回はわたしが試乗してきたディーゼルモデルのSUV 9車種を徹底比較していきたと思います。
【ディーゼルSUV①】マツダ CX-8
一言でいえば、日本車らしからぬ仕上がりというところでしょうか。
運転席に乗り込んでドアを閉めたときのカッチリした感覚。
ステアリングのフィーリング。
直進の安定性など、非常にドイツ車風味に仕上がっています。
静粛性もかなり高く、全体的に非常に完成度が高い印象ですね。
また、特筆のポイントは、3列目シートのゆとりです。
身長170cmの人がゆとりを持って乗り込めるように作られているとのことで、ミニバンからの買い替え需要をしっかりと取り込める仕様になっています。
【ディーゼルSUV②】BMW X3 20d
なんといってもX3 20dの特徴は、エンジンの静かさです。
X3以外にも、数多くのディーゼル車に乗りましたが、感想としてはナンバーワンの静けさだと感じました。
また、アクセルを踏み込んだときのレスポンスも、ディーゼル特有のラグはほとんど感じず、加速時のシフトアップも驚きの滑らかさです。
足回りは少々硬めかもしれませんが、路面のアタリのいなし方も非常に高級感がある印象です。
さすがBMWですね。
【ディーゼルSUV③】プジョー 5008GT BlueHDi
ディーゼルエンジン特有の音と振動は非常にうまく抑えられている印象ですが、CX-8やX3 20dに比べると少々劣るかもしれません。
ですが、5008にはそれを補ってあまりある武器があります。
それは「デザイン」と「独特の乗り心地」でしょう。
フランス車らしい個性的なデザインは所有感を高めてくれる印象ですし、猫足と評される足回りは「しなやかさの中に粘り腰がある」独特の感覚で、一度乗ったら病みつきになるかもしれません。
また、CX-8と同様に、ゆとりのある実用性の高い3列目シートがある点も見逃せません。
【ディーゼルSUV④】ボルボ XC60 D4
一世代前のXC60 D4にものりましたが、現行のXC60 D4のディーゼルエンジンは非常に優秀です。
音や振動は劇的に改善されており、ワンランク上の車に生まれ変わったような印象を受けました。
また、何と言ってもスカンジナビアンデザインが秀逸であるのと、安全支援系装備は現行車両では間違いなくナンバーワンであることが、何よりの特徴と言えるでしょう。
【ディーゼルSUV⑤】VWティグアンTDI
ディーゼルならではの音と振動は残念ながらけっこう大きいです。
ただ、時速が40kmくらいになると安定してきて快適になってきますね。
また、ディーゼルならではのアクセルレスポンスの遅れもしっかりと認識できますので、慣れるまでは多少ストレスかもしれません。
ちなみに、高速道路ではドイツ車特有の抜群の安定感を発揮してとても気持ちよくドライブができました。
ティグアンの魅力は何と言ってもデザインとコスパですね。
【ディーゼルSUV⑥】BMW X1 18d
ディーゼルの感覚は、さすがBMWという感じで非常に優秀です。
X3に比べると、多少音と振動を感じましたが、それはエンジンが縦置きなのか横置きなのかの違いなのかもしれませんね。
いずれにしても気にならないレベルまで抑えられています。
走行性能は、これぞBMW!というような爽快な走りを見せてくれますので、満足のいくレベルなのではないでしょうか。
逆に、もう一歩だなと感じる点は、プラットフォームが古いので、オートホールド機能がついていない点と、インテリアも少々古く感じる点ですね。
【ディーゼルSUV⑦】ジャガー Fペイス
ディーゼルの感覚ですが、低速時の音と振動は、わりとはっきり感じます。
ボルボXC60 D4の旧型がこんな感じだったなという感想。
ですが、時速が40kmくらいにのってくると、突然車両の雰囲気がガラッと変わってきます。
まずは急激に車内が静かになるのですが、ドライブフィーリングもどっしりとした安定感がうまれます。
また、足回りもしなやかに動くようになるので、乗り心地は極めて上質になります。
さすがジャガーですね。
【ディーゼルSUV⑧】ランドローバー ディスカバリースポーツ
基本的にはFペイスの感覚と同じで、低速時に音と振動が若干気になります。
やはり時速40kmくらいになると上質な感覚に変化してきます。
足回りはFペイスに比べると少しスポーティーな味付けになっているように感じました。
ディスカバリースポーツの良いところは、乗り心地もそうなのですが、やはり外観がカッコいいところですよね。
キングオブSUVの呼び声高いレンジローバーの系譜を受け継ぐエクステリアデザインにはとても憧れます。
【ディーゼルSUV⑨】MINI クロスオーバー D
基本的にはBMW X1をベースに作られているので、エンジンの感覚もX1に非常に似ています。
ゴーカートと呼ばれるMINI特有の乗り心地は「クロスオーバー」では影を潜めているように感じましたが、それでも独特のフィーリングは健在です。
一度乗ったら、運転が楽しいので虜になること間違いなし! 二列目も意外なほど広いのでファミリーでも十分使えるのではないでしょうか。
【ディーゼルモデルSUVおすすめ9車種】まとめ
多くのディーゼル車に乗ってきましたが、それぞれ個性的な特徴を持っていることをすこしずつですがご紹介させていただきました。
車選びの際に今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
ここまではあくまでもわたしの主観にもとづくレポートですので、気になっている車がある方はぜひ一度ディーラーで実車を見て、試乗してみてくださいね。
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それはとても簡単なことなんですが、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べておくこと。
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
愛車が高く売れれば、そのぶん欲しい車を買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
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