こんにちは!カーニコです。
輸入車の維持費って高いんじゃない?
こう思っている人は多いと思います。実際にカーニコもそう思っていました。
ということで、今回はカーニコの愛車であるボルボXC90の、実際に車検でかかった費用についてご紹介していきたいと思います。
カーニコ愛車紹介
まず、カーニコが乗っている愛車をご紹介しますと、
ボルボのXC90という大きいクルマに乗っています。

購入したのはちょうど2年前。
当時3年落ちの認定中古車だった、2016年式のXC90 T6インスクリプションというグレードの車体を購入しまして、今回、購入して初めての車検を迎えたわけです。
下取りに出して買い替えという手もありましたが、
- 広くて実用的な3列シート
- 見た目ギラついてないので、近所で浮かない
- 維持費が思っていたよりも安い
- 飽きのこないデザイン
という理由により、今回は車検を通すことに決めました。
なんて、理由をいろいろ付けましたけど、結局XC90が大好き!っていうことなんですね。
ただ、輸入車って車検が高額になるイメージありますよね?
XC90といえば、ボルボのフラッグシップに君臨するSUVでして、何を隠そうカーニコもかなり無理をして購入してしまった、身の丈にあってないクルマだったりするので、車検にどれくらいの費用がかかるか、戦々恐々しておりました。
ということで、車検費用をなるべく抑えようと、3社の合い見積もりを取りましたので、その辺を比較しながら順番に解説していきたいと思います。
- ガソリンスタンド車検
- 輸入車の新車・中古車を扱い、整備もしてくれる総合ディーラー
- ボルボディーラー
この3社の見積りを順番に見ていきましょう。
ガソリンスタンド車検の見積り
- 重量税 41,000円
- 自賠責 20,010円
- 印紙代 1,800円
- 車検費用 27,500円
- ガスクリーニング 6,600円
- コンプレッサーオイル 1,100円
- ブレーキオイル交換 4,400円
- 鉄粉水垢落し(洗車) 6,600円
- アンダープロテクト(コーティング) 16,500円
- クリスタルキーパー(コーティング) 33,000円
- ゴールド免許割引 -1,000円
- 前日入庫割引 -1,000円
合計 156,510円
内容はこんな感じですね。
コーティングと、鉄粉水垢落しを外すと100,410円となり、費用はめちゃくちゃ安く済みそうです。
しかも、カーニコが見積りしたガソリンスタンドは、車検を受けると2年間ガソリン10円引き券が付いてくるというサービスまでついていました。XC90は満タン70Lほどガソリンが入るので、計算しますと2年で33,600円給油代が浮いてくる計算です。
お得感も凄いですね。
ただし内容は、ガスクリーニング、コンプレッサーオイル、ブレーキオイル交換しかふくまれないので注意が必要です。
とりあえず車検を通すだけという人にはいいかもしれませんが、カーニコ的には後々の故障やトラブルで、結局費用がかかるのであればということで、今回は、ガソリンスタンド車検は見合わせることにしました。
輸入車総合ディーラー車検の見積り
- 重量税 41,000円
- 自賠責 20,010円
- 印紙代 1,800円
- 車検費用 30,000円
- 検査手続き代行料 15,000円
- 検査機器使用料(ボルボチェッカー)3,000円
以下技術料込み
- エンジンオイル交換 17,400円
- エンジンオイルフィルター交換 4,410円
- ブレーキフルード交換 8,000円
- フロントワイパーブレード交換 9,380円
- リヤワイパーブレード交換 4,180円
- エアコンフィルター 15,700円
- 発煙筒交換 790円
- メンテナンスパック 9,700円
- ショートパーツ 2,000円
合計207,966円
続けてボルボディーラー車検の見積りを見てみましょう。
ボルボディーラー車検の見積り
- 重量税 41,000円
- 自賠責 20,010円
- 印紙代 1,000円
- 検査手続き代行料 18,000円
- 車検費用 67,050円
- ブレーキフルード交換 5,100円
- フロントワイパー交換 8,180円
- テールワイパー交換 3,580円
- クーラント排出-充填/交換 8,660円
- サーモスタット交換 32,600円
- 車内ダストフィルター交換 13,700円
- クライメントユニットエバポレーター 18,500円
- 地図アップグレード 2,600円
サービスパスポートによる無料交換
- エンジンオイ 0円
- オイルフィルター 0円
- ドレンパッキン 0円
- ブレーキパッド 0円
- 前後タイヤ ローテーション 0円
合計255,977円
と、このような内容になっていまして、輸入車総合ディーラーのほうがボルボディーラーの車検よりも、5万円ほど安くなっています。
ちなみに、輸入車総合ディーラーはちゃんとボルボのチェッカーもあったので、安心してお願いできそうでした。
ただし、ボルボは5万円高いといっても見積り上の整備項目が多いので、割高とは言えなそうです。
実際に、整備内容は、「やったほうがいい」項目もあれば、「おすすめ」の項目もありました。 ということで、次はボルボの見積り上にある「これどんな作業なんだろ?」という項目をひも解いていきたいと思います。
ボルボ車検の見積りにあった「?」な整備内容について
ブレーキフルード交換
ブレーキペダルを踏んだときの力を、4輪に装着されたブレーキシステムまで均等に伝達する働きをするオイル。これが「ブレーキフルード」というそうです。そして、「ブレーキフルードは吸湿性がる。」ココがポイントのようで、これにより、
ブレーキの利きがわるくなったり、最悪まったく利かなくなったりする、「ベーパーロック現象」などの、トラブルを起こしやすくなるそうです。
ブレーキが利かないことで起こるトラブルなんて、あまり想像したくない事態ですよね。
で、ブレーキフルードは、先ほどいったように、吸湿性があり、ブレーキング時には、都度高温にさらされる事もあって、劣化が早い。
なので、車検毎に交換したほうがいい。とのことでした。
ということで、ブレーキフルード交換は外せないですね。
NETで調べたところ費用は5000円から1万円となっており、
ボルボの見積りでは5100円となっているので、逆に安いくらいですね。
クーラント排出-充填/交換
クーラントはエンジンの熱を下げる冷却水。
クーラント自体は車検の検査対象ではないとのことでした。
ただし、クーラントの劣化や減少があると、オーバーヒートや、エンジンを痛める要因になるとの事なので、しっかりと定期的にチェックする必要がありそうですね。
ちなみに、クーラント液はボンネットを開けると、白っぽい半透明の容器に入っていて、目視で確認できるケースもあるようです。
カーニコの愛車はちょっと見当たらなかったです。
メーカーによって色が違うようですが、鮮やかなピンク、もしくはグリーンで、劣化してくると茶色っぽく濁るとの事でした。
あと、クーラントは通常のLLCとスーパーLLCがあって、スーパーLLCの場合の交換目安は、新車から走行距離16万キロ、もしくは7年、
通常のLLCの場合は交換目安2~3年との事です。
カーニコの愛車は通常のLLCだったので、車検時に交換したほうがよさそうでした。
サーモスタット交換
エンジンの温度を適温に保つために、冷却水の温度を調節しなくてはいけないのですが、その水温を制御してオーバーヒートを防ぐ役割を担うのがサーモスタット、とのことです。
また、サーモスタットにはエンジン始動時に暖機を早める役割もあるそうです。
エンジン始動時は、エンジンの温度が低いため金属が固い状態。
イコール摩擦による傷が付きやすい状態。
なので、エンジンの暖機はけっこう大事なんだそうです。
サーモスタットの交換を怠るとオーバーヒートはもちろん、エンジン自体の故障に繋がるとのことですが、実際の寿命は、使用開始から10年 走行距離10万キロとのことで、車検時に毎回交換する必要はないとのことでした。
カーニコの愛車は使用開始から5年。走行距離も38,000kmなので、この整備は外せそうです。
ちなみに交換の目安はタイミングベルトの交換時期に合わせて交換するといい。とのことでした。
NETで調べた交換費用の相場は、工賃含めてだいたい1万3千円前後だそうです。
ボルボの見積りでは32600円となっているので、これを外せれば大きいですね。
クライメートユニットエバポレーター清掃
エバポレーターとは、エアコン装置の熱交換機のことをいいます。
一番湿気のたまるところなので、定期的な清掃、除菌をすることで、カビの発生を抑制し、異臭を抑える効果が期待できる、とのことでした。
ボルボディーラー車検の費用を再計算すると?
見積り上でわかりづらかった点はそんなところでしょうか。
カーニコ的に外せそうだな、と思った項目は、「サーモスタット交換」と「クライメートユニットエボパレーター清掃」です。
ちなみに、この項目は輸入車総合ディーラーの見積りでも入ってなかったです。
その2項目を外して改めてボルボの車検費用を算出すると、合計199,767円となりました。輸入車総合ディーラーの見積りが合計207,966円でしたから、ボルボディーラーの車検費用のほうが8,199円安い、ということになります。
ただし、1つ注意が必要なのが、今回ボルボディーラーで取った見積りには無料整備項目がけっこうあった。ということです。
とくに、エンジンオイルとオイルフィルターの交換は、普通は2万円ほどしますから、これが無料というのは大きいですよね。
で、この車検時の無料項目というのは、「ボルボサービスパスポート2」に入っていたからなんですが、実はこれ、カーニコが入ったサービスではなく、前のオーナーさんが、XC90を新車で購入した際に入ったサービスパスポート2の効力が生きていた、ということなんです。
それにしても、サービス内容はもちろんですが、オーナーが変わっても効力が残る「サービスパスポート2」って、すごいですね。
ということで、サービスパスポート2の恩恵もあり、今回カーニコはボルボディーラーで車検を通すことになりましたが、費用は20万円弱!
いかがでしょうか。個人的には30万円近くいくものと身構えていましたので、想定よりはずっと安くすみました。
憧れの輸入車を安く買う方法とは
いかがだったでしょうか。これから輸入車デビューしようとしている人で、「輸入車の車検」と聞くと身構えてしまう人も多いと思いますが、意外と許容範囲内だったのではないでしょうか。
さあ、あとは憧れの輸入車ディーラーへ足を運ぶだけですが、
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それはとても簡単なことなんですが、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べておくこと。
- 相場を知る事で売却額の交渉ができる
- ディーラー提示額が高いか安いか正しい判断ができる
- 相場額より安く売ってしまうという失敗を避けられる
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
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愛車が高く売れれば、そのぶんルークスを買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
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