「新車が売れない時代」と言われている日本ですが、実は輸入車に目を向けてみると、年々販売台数が増加しているのをご存知でしょうか。
- 小型で低価格車種の充実
- 品質の向上、故障等トラブルの大幅改善
- インターネット普及で輸入車情報が身近に
などが販売台数の増加に繋がっているようですね。
輸入車の魅力は、
価格帯が安いエントリーグレードもブランドの名に恥じぬよう作り込まれている点です。
輸入車に興味がなかったわたしも、数年前ふとしたきっかけでアウディQ5に試乗した際、「素人でもはっきりとわかる上質な乗り味」を体感し、雷に打たれたような衝撃を受けました。
それ以来輸入車の虜になってしまい、数多くの輸入車に試乗させてもらう機会をいただきました。
今回は、わたしが試乗した中から比較的価格の安いおすすめの輸入車をご紹介していきたいと思います。
VWティグアン
新車価格:369~554万円
フォルクスワーゲンといえば、お手頃な価格で手に入る輸入車として有名ですよね。
初めての輸入車購入でフォルクスワーゲンを選ぶ人は多いようですよ。
フォルクスワーゲンの特徴といえば、ダイレクト感が光る秀逸なステアリングフィール(ハンドリング)と心地よい足回りですが、背の高いSUVであるティグアンもしっかりとフォルクスワーゲンらしい走りに仕上がっています。
全体的に、同じフォルクスワーゲングループのアウディQ5に似たフィーリングですから、1度乗ったら虜になること請け合いです。
VWトゥーラン
新車価格:293~411万円
フォルクスワーゲンを代表する車である「ゴルフ」がベースとなっている、7人乗りのコンパクトミニバンです。
現行の2代目は2016年に登場し、フォルクスワーゲンの最新プラットフォームである「MQB」を採用。
ミニバンらしからぬ本格的な乗り心地が特徴的です。
また、サイズがコンパクトで取り回しに優れており、それでいて室内空間がとても広く3列目もじゅうぶんな居住空間が確保されている点が素晴らしいですね。
VWゴルフ
新車価格:253~569万円
フォルクスワーゲンといえば、やはりゴルフですよね!
「世界中の誰もが使いやすく乗りやすいピープルズカー」を基本コンセプトとして開発されたゴルフは、そのコンセプトとは裏腹に、卓越した走行性能でデビュー以来多くの専門家を唸らせてきました。
デビューから40年以上経過し、現行型は7代目となっていますが、今も変わらずベーシックカーのベンチマークとして君臨し続けています。
MINI・クロスオーバー
新車価格:345~579万円
「クロスオーバー」はMINIのSUVモデル。
2011年の初代の登場の際は車体の大型化に否定的な意見が多くあったようですが、一時はMINIの販売台数の40%をしめるほど人気を博しました。
現行の2代目は、BMWのX1やX2と共通のプラットフォームとなっており、かなり上質な走りをしています。
MINIの特徴であるゴーカートフィールは薄まっている印象ですが、MINIの他のモデルとは一線を画すSUVモデルということで、その辺は違和感なく腹落ちします。
2列目も意外なほど広く、ファミリーユースの需要もカバーできる点も嬉しいポイントですね。
MINI・クラブマン
新車価格:322~559万円
ミニのラインナップの中で、販売の30%を誇る人気モデルです。
車体のデザインと色使いによってサイズの割に非常に伸びやかに見えるところが特徴で、観音開きのリアゲートも相まって、とてもオシャレな印象です。
クラブマンは、「プレミアム・コンパクトセグメントへの参入」を掲げて開発されているようですが、その戦略は見事に成功したと言えるのではないでしょうか。
遊び心がちりばめられつつも、しっかりと上質さも担保されているインテリアに心打たれました。
特徴的なゴーカートフィールも健在で、楽しい走りも魅力的です。
プジョー5008
新車価格:404~473万円
プジョー5008の武器と言えば、何と言っても「デザイン」と「独特の乗り心地」でしょう。
フランス車らしい個性的なデザインは所有感を高めてくれるでしょうし、猫足と評される足回りは「しなやかさの中に粘り腰がある」独特の感覚で、一度乗ったら病みつきになる乗り味をしています。
サイズ感の割に非常にゆとりのある3列目シートが備わっている点も見逃せないポイントで、ミニバンからの乗り換え需要をしっかりとカバーできるでしょう。
ディーゼルモデルのラインナップがあるのも嬉しいポイントで、音・振動共にしっかりと抑えられており好感がもてました。
BMW X1
新車価格:423~631万円
ディーゼルの感覚は、さすがBMWという感じです。
X3に比べると多少音と振動を感じましたが、それはエンジンが縦置きなのか横置きなのかの違いからくるものかもしれません。
いずれにしても気にならないレベルまでしっかりと抑えられていました。
走行性能は「これぞBMW!」というような爽快な走りを見せてくれますので、満足のいくレベルなのではないでしょうか。
ボルボXC40
2018年欧州カーオブザイヤー受賞。
新車価格:389~559万円
2018年グッドデザイン賞受賞。ユーロNCAPで5つ星の獲得。
そして、2018-2019日本カーオブザイヤー受賞と、数々のアワードを総なめにした話題の車です。
デザインは先行してリリースされているXC90やXC60に比べてより洗練度が増した印象ですし、走行性能を見ても、車格が上のXC90やXC60にまったく劣っていない点が素晴らしいですね。
パッケージも考え抜かれており、あちこちに収納スペースがある点も日本車のようで嬉しいポイントです。
【価格の安いおすすめ輸入車8選】まとめ
今回は比較的価格の安い輸入車を比較してきましたが、それぞれが個性的な特徴を持っていることをご確認いただけたと思います。
車選びの際に今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
ただ、上記はあくまでもわたしの主観にもとづくレポートです。
気になっている車があるようでしたら、ぜひ一度ディーラーで試乗してみてくださいね。
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それはとても簡単なことなんですが、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べておくこと。
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
愛車が高く売れれば、そのぶん欲しいクルマを買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
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