日本で一番売れている車種はズバリ軽自動車です!
日本の狭い道路状況や、コストパフォーマンスを考えると軽自動車が売れる理由はよくわかります。
そしてそんな軽自動車の中でも特に売れている車種は、背の高いワゴン型の軽自動車です。
俗に言う「ハイトワゴン」ですね。
そんな激戦区に、技術の日産が放つ渾身のハイトワゴンが「デイズ」と「ルークス」なわけですが、今まさにこの2台の購入を検討している人は多いのではないでしょうか。
そして、デイズとルークスって何がどう違うの?と軽く混乱している人も多いと思います。
それぐらい見た目やサイズ感がそっくりなんですよね(笑)
しかし!実際に深堀していくと面白いほど中身が違うことがわかってきます。
この記事では上記の5つについて解説していきます。
5分ほどですべて読むことができます。
正しい車種選びをする事で、購入後の後悔もなくなりますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
日産デイズとは
デイズは日産のハイトワゴン(背の高い軽自動車)で、日産として初めて企画、開発した軽自動車となっています。
現行のデイズは2019年の3月にフルモデルチェンジを果たした2代目。
「日産が本当につくりたかった軽自動車」「日産のすべてを、軽に」
というキャッチコピーが示すとおり、軽自動車とは思えないような充実した装備が大きな特徴となっています。
ルークスとは
ルークスは日産のスーパーハイトワゴンで、2020年の3月にフルモデルチェンジを実施しました。
「ROOX」は、英語の「Room(空間)」と「Max(最大)」を合わせた造語となっており、車名のとおり軽自動車とは思えない広い車内空間を実現しています。
また、スーパーハイトワゴンのライバルである「ホンダN-BOX」「ダイハツ タント」「スズキ スペーシア」と比べても最後発で登場したこともあり、先進装備や便利機能に関しては抜きんでて充実しています。
デイズとルークスのスペックの違いについて
デイズとルークスは、ぱっと見で見分けるのが困難なほど外観が似ています。
しょうじき両車のカタログを並べても何が違うのかがわからないほどです(笑)
では、デイズとルークスでいったい何が違うのかというと、ズバリ全高になります。
デイズのサイズは
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,640~1,660mm
ルークスのサイズは
全長3,395mm
全幅1,475mm
全高1,780~1,800mm
となっており、ルークスのほうが全高で140mm高くなっていることがわかります。
どちらも軽自動車のトールワゴンのジャンルですが、細かく分けると、
- デイズは「ハイトワゴン」
- ルークスは「スーパーハイトワゴン」
と呼ばれるジャンルになっています。
基本的な考え方としては背が低い車のほうが走行時の安定感は増しますが、背が高い車は居住スペースが広くなり、ラゲッジスペースも広くなりますので使い勝手に優れます。
次にエンジンスペックです。
基本的デイズとルークスは同じパワートレインを用いていますが、デイズのみターボなしの「NAガソリンエンジン」が用意されています。
<デイズ>パワートレイン | 最高出力 | 最大トルク | WLTC燃費 |
---|---|---|---|
ターボ無しガソリン | 52馬力 | 60Nm | 18.2km/L~21.2km/L |
スマートシンプルハイブリッド | 52馬力+モーター3馬力 | 60Nm+モーター40Nm | 18.8km/L~21.2km/L |
スマートシンプルハイブリッド+ターボ | 64馬力+モーター3馬力 | 100Nm+モーター40Nm | 16.8km/L~19.2km/L |
<ルークス>パワートレイン | 最高出力 | 最大トルク | WLTC燃費 |
---|---|---|---|
スマートシンプルハイブリッド | 52馬力+モーター3馬力 | 60Nm+モーター40Nm | 18.8km/L~21.2km/L |
スマートシンプルハイブリッド+ターボ | 64馬力+モーター3馬力 | 100Nm+モーター40Nm | 16.8km/L~19.2km/L |
デイズとルークスの装備と機能の違い
デイズとルークスの最大の魅力は何かといえば、ずばりプロパイロットなのではないでしょうか。
プロパイロットとは、いわゆる「アダプティブクルーズコントロール」+「レーンキープアシスト」の機能となっており、この性能がトールワゴンの競合他車と比べてもダントツで優秀なのです。
例えば、
絶対王者「ホンダN-BOX」の前車追従オートクルーズが「完全停止できない」のに対して、デイズとルークスのプロパイロットは、「完全停止できるだけでなく常に車線の真ん中を走るようにステアリングを自動制御」してくれます。
そして、このレーンキープ性能が他車に比べてずば抜けているのです。
ちなみに、ルークスは高性能カメラにミリ波レーダーが付いており、走行時に2台先の車の動きを感知して、よりスムーズな追従機能を手に入れています。
ということで、デイズのプロパイロットも他メーカーのアダプティブクルーズコントロールに比べれば十分に優秀ですが、後発の分、ルークスのプロパイロットの性能はさらにブラッシュアップされています。
デイズとルークスその他の装備の違い
ルークスにはプロパイロットエディションのグレードで「アダプティブLEDヘッドライトシステム」が標準で付いてきます。
アダプティブLEDヘッドライトシステムとは、車両を検知し24灯のLEDヘッドライトが対向車や先行車を照射しないよう自動でハイビームの照射範囲を切り替えるシステムで、主に高級車に多く採用されているシステムです。
これが軽自動車についているというのは驚きです。
ちなみにこの装備はデイズには用意がありません。
また、デイズではプロパイロットとのセットでないと選択できなかった「インテリジェントアラウンドビューモニター」が、ルークスではエントリーグレードの「S」以外に標準装備されます。
これは非常に嬉しいポイントですよね。
そして、緊急時に専用のオペレーターに通話が繋がる「SOSコール」ですが、デイズでは全グレードでオプション扱いでしたが、ルークスでは「S」「X」以外に標準装備されてきます。
ちなみに、ルークスの「S」「X」以外のグレードでは、運転席側にSRSニーエアバッグも標準装備されてきますが、このドライバーの足元を守るエアバッグシステムはデイズには用意がありません。
逆にデイズの良いところは、「S」「X」以外のグレードで本革巻きステアリングが標準となってくるところです。
ルークスでは、ハイウェイスターGターボ プロパイロットエシション以外は本革巻きステアリングがオプション扱いになってきます。
デイズとルークス価格の違い
デイズ価格表 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
S | 1,296,900 | 1,431,100 |
X | 1,349,700 | 1,483,900 |
ハイウェイスターX | 1,497,100 | 1,631,300 |
ハイウェイスターXプロパイロットエディション | 1,596,100 | 1,730,300 |
ハイウェイスターGターボ | 1,578,500 | 1,712,700 |
ハイウェイスターGターボプロパイロットエディション | 1,677,500 | 1,811,700 |
ボレロ | 1,437,700 | 1,571,900 |
ルークス価格表 | 2WD | 4WD |
---|---|---|
S | 1,415,700 | 1,549,900 |
X | 1,546,600 | 1,680,800 |
ハイウェイスターX | 1,734,700 | 1,868,900 |
ハイウェイスターXプロパイロットエディション | 1,843,600 | 1,977,800 |
ハイウェイスターGターボプロパイロットエディション | 1,932,700 | 2,066,900 |
AUTECH | 1,747,900 | 1,882,100 |
表にあるとおり、価格はデイズ < ルークスとなっています。
車体が大きいのと、装備が最新であることを鑑みると当然かもしれません。
では、どれくらい価格差があるかというと、
- 「S」 118,800円差
- 「X」 196,900円差
- 「ハイウェイスターX」 237,600円差
- 「ハイウェイスターXプロパイロットエシション」 247,500円差
- 「ハイウェイスターGターボプロパイロットエディション」 255,200円差
となっています。
日産デイズ・ルークス比較 まとめ
いかがだったでしょうか。
見た目がそっくりすぎて違いがわからない「デイズ」と「ルークス」ですが、中身はまったく違うことがわかったと思います。
この2台のどちらを選択するかのポイントは、ずばり装備と価格です。
しょうじきデイズの装備もじゅうぶん満足のいくものですが、ルークスはさらにその上をいく仕上がりになっています。
いつだって最新の装備というのは魅力的ですよね。
ただし、個人的におすすめの「プロパイロットエディション」グレードになると、デイズとルークスの価格差は25万円ほどの開きが出てきます。
この価格差をどう感じるかで選ぶ車が決まってくるのではないでしょうか。
この辺はしょうじき好みの問題になっていますので、あとはぜひディーラーへ行って試乗をしてみてください。
デイズ・ルークスを安く購入する簡単なテクニック
車を買う際に値引きを引き出すのは、昔に比べると難しくなったと言われています。
特にデイズやルークスのような人気車種では、大きな値引きを勝ち取るのは事実上不可能でしょう。
営業マンに対して値引き交渉するというのも……ちょっとしんどいですよね。
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それは、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べてからディーラーに行くことです。
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
愛車が高く売れれば、そのぶんデイズやルークスを買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
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