近年、急速にその名を世に知らしめることになったSUV。
特に人気のDセグメントにおいて強烈な存在感を放つ2台、トヨタ「ハリアー」と、マツダ「CX-5」について、試乗した感想も踏まえて、徹底検証してみたいと思います。
トヨタハリアーについて
トヨタのハリアーは、日本のクロスオーバーSUVのカテゴリーにおいて、プレミアムSUVのパイオニアと言える1台です。
私OTTOも、15年程前の若かりし頃、街中を走っているハリアーを、羨望の眼差しで追っかけていた1人です。
溜息をつきながら、1度はこんな車乗りたいと夢見ていました。
ハリアー スペック
ホイールベース:2,660mm
重量 :1,770kg
最高出力:112kW(152ps)/5,700rpm
最大トルク:206N・m(21.0kg-m)/4,400~4,800rpm
パワートレインは
- 2L直4DOHC
- 2L直4DOHCターボ
- 2.5L直4DOHCハイブリット
の3種類。
ハリアー試乗レポ-ト
ハリアーは、車格に見合った運転感覚がしっかりと備わっています。
発進直後から滑らかに加速し、カーブでの安定性は重厚な感覚。
足まわりは柔らかく、しっとりとしていて、高級感のある乗り味でした。
また、静粛性に優れており、プレミアムSUVの名にふさわしい仕上がりだと感じました。
居住性に関しては、意外にもヘッドクリアランスや、膝まわりのスペースはしっかりと保たれており快適。
そして、収納関連や、シートアレンジなどの実用性にも優れている為、ミニバンからの乗り替え需要に答えられることも人気の秘密かもしれません。
【ハリアー】セールスポイントとは?

しっとりとした重厚な乗り心地が最大のセールスポント!
インテリアは質感が非常に高く、スイッチ類も少ないので、非常にシンプルで、先進性に富んだつくりになっています。
シートのホールド感もしっかりしており、まさにプレミアムカーの様相。
【ハリアー】弱点はある?
- 運転視界が悪く、とりまわしには気を遣う印象
- 車両感覚も掴みづらい
- 車格の割にステアリングフィールがいまいち
- 一番上位のモデルがかなり高額な点
(2.5L直4ハイブリット:プログレスモデルが4,604,0400円)
マツダCX-5について
マツダのCX-5は、とにかく走りに定評があり、日本のSUVで1番売れている、トヨタの「C-HR」と、2番目に売れている、ホンダの「ヴェゼル」を、走りの面において凌駕します。
人馬一体の走りを追及したCX-5は、1度試乗すると、あなたの心をわしづかみにすること間違いなし!
群雄割拠のSUV市場において、マツダが送り出した最強の刺客と言えるでしょう。
CX-5 スペック
ホイールベ-ス:2,700mm
重量:1,640kg
最高出力:140kW(190ps)/4,500rpm
最大トルク:450N・m(45.9kg-m)/2,000rpm
パワートレインは
- 2L直4DOHC
- 2.5L直4DOHC
- 2.2L直4DOHCディーゼルターボ
の3種類。
CX-5試乗レポ-ト
まず、運転した直後にわかる日本車らしからぬ感覚。
まるでドイツ車のようなカッチリとした乗り心地です。
人気モデルの2.2Lディーゼルターボは、低回転の実用回転域でしっかりとした太いトルクを発揮して、楽しくなるような加速性能を見せてくれます。
また、ディーゼルターボにしてはめずらしく、高回転での吹け上がりもスムーズでした。
ボディ剛性の強さが際立っていて、直進の安定性、操舵の正確性、ステアリングフィールは、良すぎてびっくりするほど。
そして、走行中の振動もしっかりと押さえられていました。
また、静粛性は極めて高く、ディーゼルエンジン特有の音は、車内からはほとんどわかりません。
インテリアは、シンプルですが、質感が非常に高く、好感がもてます。
りっぱなプレミアムカーのように仕上がっているので、所有感も満たしてくれるでしょう。
【CX-5】セールスポイントは?

なんといっても走行性能が優秀。静粛性はBMW X3 20dよりも上
静粛性・エンジンフィール・直進安定性・コーナリング・運転のしやすさ・居住性など…すべてにおいてプレミアムカーの域に達しています。
また、2016年のマイナーチェンジで、フェイスリフトされてから、フロントマスクが非常に引き締まってイケ面になりました。
【CX-5】ウィークポイント
- 全幅が大柄のため、狭い路地などでは運転が難しいと感じる人もいるかも
- ナビ画面の画像が荒すぎるという点が気になる
ナビの画像の粗さが本当にもったいない。
まとめ
乗り心地の優雅さや、インテリアの高級感は、ハリアーに軍配が上がりますが、走行性能全般や走る喜びを体感できるという点では断然CX-5リードしていました。
料金的に比較してみると、
CX-5の最上級モデル:3,526,200円
となっており、かなりの値差があります。
コストパフォ-マンスの面を考えても、やはりCX-5に優位性があるのかな、というのが感想ですね。

ということで、OTTOが独断と偏見で決めた勝者は マツダCX-5!!
トヨタハリアーとマツダCX-5をお得に買うには
実際にディーラーで購入する際の値引きの目安ですが、
ハリアーは13万円~27万円
のようです。
ここから更に安く購入する方法は、ズバリ今乗っている車を高く売却して購入資金に充てる、ということです。
高く買い取ってもらうために、車の一括査定がおすすめです。
購入資金が増えればその分、CX-5やハリアーを買いやすくなりますからね^^
コメント