長いことホンダのミニバンに乗っていたわたしが、ブームに乗っかり、カッコいいSUVへの買い替えを計画してちょうど1年。
その間数多くの車に試乗してきましたが、ようやっと最高の1台に出会う事ができました。
それは「ボルボXC90」です。
つい先日納車が済み、無事に憧れのボルボオーナーになる事ができました。
考え抜いて手に入れたXC90は、本当に最高の車で、嫁もわたしも大満足です。
それにしても、ホンダのミニバンからボルボのフラッグシップSUVであるXC90への買い替えって…。
我ながらずいぶんと思い切ったなという感じですが、XC90の購入に至る経緯にはいろいろな事がございまして…。
という事で今回は私事ではございますが、ホンダのミニバン乗りだったわたしが、いかにしてボルボのXC90を手に入れたのか、「ボルボXC90購入記」をご紹介していきたいと思います。
車探しのスタート
車の買い替えを決め、家族会議でまず決めたのは方向性でした。
- 走行性能、走行時のフィーリングにこだわりたい
- 子供が増えて5人家族になる可能性があるので3列シートの車がいい
- できたら輸入車デビューしたい。
可能な限りこの3点を満たす車を探そうということになり、試乗を繰り返しては候補を絞っていきました。
そして最終候補に残った2台は、アウディQ7とボルボのXC90となったのでした。
ちなみに両車ともフラッグシップモデルですから(Q8発売前の記事です)新車では手が届かなそうなので、状態の良い中古を探すことにしました。
ボルボXC90を選んだ理由
もともとは、わたしも嫁もイベント会場で見たアウディQ7に一目惚れ。
絶対にいつかはQ7を買ってやる!と思っていたクチなのですが、結果としてわたしと嫁はXC90を選びました。
なぜXC90だったかと言うと、ボルボの安全性能と、3列目シートの居住性が大きな要因と言えます。
【XC90を選んだ理由その1】 安全支援機能
今はすべての車に当たり前のように標準装備されている3点式シートベルト。
それを1959年にボルボが世界で初めて開発し、特許を世界に無償公開した話はあまりに有名です。
その史実を見てわかるとおり、ボルボは、ドライバーと同乗者を事故から守る事を第一の命題として車づくりをしており、現在でも他社に先駆けて最新の安全支援機能を開発し続けています。
ちなみに、スウェーデンでは、ボルボの車が交通事故を起こすと、救急や警察の他にボルボのスタッフも現場に急行するそうです。
そして、ドライバーの負傷の状態や、車の損傷の具合などの詳細を調査して、安全な車作りの開発に役立てているのだそうです。
場合によっては事故車両を買い取って、データ収集したりもするようですよ。
こういった安全に対する徹底した取り組みを知ると、ボルボに対する印象はかなり良くなりますよね。
実はわたしの弟も、そういったボルボの安全に対する姿勢に感化され、V60のオーナーになったのでした。
【XC90を選んだ理由その2】3列目の居住性
SUVに備わっている3列目シートは、基本的にエマージェンシーシートの扱いのものが多いのですが、XC90の3列目シートはかなり広いです。
公式のアナウンスで、身長170cmの人が快適に過ごせるように設計されているとのことで、子供や女性であれば長時間でも耐えられそうですね。
ということで、ミニバンからの買い替え需要をしっかりとキャッチできそうなパッケージになっている点がXC90の大きな強みとなっています。
【XC90を選んだ理由その3】クルコンの性能が抜群!
アダプティブ・クルーズコントロールの性能は、車の買い替えに於いて非常に重要なポイントなのではないでしょうか。
ボルボのクルコンは非常に評判が良く、業界でも1、2を争う性能となっています。
特に車線の中央を走ってくれるパイロットアシスト(他社でいうレーンキープアシスト)はとても優秀で、ステアリング操作の介入を、高い精度でこなしてくれます。
これがあるのとないのでは、長距離移動時の疲れ方が全然違います。
ちなみに、車線を読む力は各車でバラつきがあり、夜間や雨の日はうまく車線を読み込んでくれない、という車は結構多いみたいですよ。
その辺ボルボは安心で、もともとは軍事用に開発されたカメラを搭載しており、夜間でも雨天でもしっかりと車線を読み込んでくれます。
ちなみにQ7のレーンキープは、車線の中央を維持して走るという制御ではなく、車線をはみ出しそうになったら中央に戻すタイプなので、常にドライバーが走行ラインを意識していなくてはなりません。
その差は結構大きいですよね。
ということでボルボXC90は、人に寄り添った機能や性能に特化している点に非常に好感がもてます。
一方で、アウディQ7は走行性能やドライブフィーリングが素晴らしいのですが、小さい子供を持つ親としてはボルボに魅力を感じました。
ディーラーの対応について
アウディの営業マン
ホンダのミニバンに乗っていたわたしが、初めて猛烈に欲しいと思ったアウディのQ7。
いろいろ調べて、近場のアウディに試乗を申込み、いざ訪問してみて……、大変傷つきました。
完全に足元を見られたんでしょうね。
試乗後は普通見積もりだったりカタログを見ながら説明だったりになるはずですが、その営業マンの態度は、終わったらさっさと帰ってくださいとでもいうような感じで、その日はそそくさと帰る感じになりました。
そして後日、再度来店の予約をネットで入れたんですが、今度は返事もこなくなってしまったのです(笑)。
その後、違う店舗のとても親切な担当さんにお世話になりましたが、そのときの経験は今でも若干トラウマになっています。
はじめはQ7がどうしても欲しかったのですが、結果としてボルボのXC90を購入する事になったのは、そのときの経験が大きいような気もします。
たぶんアウディどうのこうのよりも、たまたま変な担当さんに当たってしまったという事なんでしょうけどね。
ボルボの営業マン
ボルボは3ヶ所に行き、2人の営業マンと1人の営業ウーマン(セールスレディ?)のかたに対応していただきました。
結論から言うと、ボルボのディーラーの対応は最高です。
対応してくださる営業さんだけではなく、店舗全体の雰囲気がとても良いのです。
プレミアムカーを扱うディーラーとは思えないような温かみのある空間を提供してくれるので、肩ひじ張らずにリラックスできます。
また、営業マンは知識豊富で、自社の車に自信を持っている事が伺えるようなプレゼンテーションを受ける事ができとても安心できます。
ちなみに、車両に関する質問をすると100%回答にプラスして、それにまつわる小ネタも披露してくれるので、その話術に引き込まれていきます。
どこの店舗に行っても均一のサービスを受けることができるのもいいですね。
とある店舗では女性の営業さんがついてくれたのですが、本当に頼もしかったです。
ボルボの車の性能はもちろんですが、温かみのあるブランドイメージ、営業さんの優しさや頼もしさに触れ、嫁もわたしもボルボの大ファンになってしまいました。
そしてボルボのオーナーになりたいと強く考えるようになったのでした。
ボルボ認定中古車のススメ
買い替え候補をQ7とXC90した後に、いろいろな店舗に実車を見に行った感想ですが、中古車を買うなら断然認定中古車がおすすめです。
とある大手中古車買取店の輸入車部門の会社に、金額や年式・走行距離がちょうどいいアウディQ7があったので実車を見に行ったのですが、けっこうがっかりしました。
エクステリアにあちこち傷や小さいヘコミがあり、インテリアも掃除されておらずけっこう汚れが目立ち、汚かったんですよね。
車内の匂いも気になりました。
そのとき付いていただいた営業さんが、傷をそのままにしている理由についてアレコレ言っていましたが、煙に巻こうとしているような説明で、ちょっと意味がわかりませんでした。
また、言葉の端々にあからさまにこちらの足元を見るような無礼な対応もあり、気になりました。
もちろんその店での購入意欲が無くなったのは言うまでもありません。
その後に、アウディQ7の認定中古車をとあるディーラーに見に行きましたが、内外装がとても綺麗で、思わず即決で買ってしまいそうになりました。
走行距離がちょっと気になったのでその場では買いませんでしたが、中古車とは言え高級車を買うなら綺麗な車が欲しいじゃないですか。
そう意味では断然認定中古車をおすすめしたいです。
ちなみに、ボルボではボディの傷を治したものでないと認定中古車のタグを貼れないとのことでした。
ボルボXC90を安く買う方法
気に入った車があれば、まずはディーラーに足を運ぶことをおすすめします。
なぜなら、ディーラーでは、決してネットには載っていないお得な情報が溢れているからです。
可能であれば、何度か足を運んだほうが良いのかもしれません。
わたしがネットに載っていないお買い得情報を営業さんに提案されたのは、4回目の訪問でした。
いつも対応していただいた担当のKさん。
そのKさんのお客様で、法人名義でリースに出していたXC90が、3年過ったので来月リースアップで戻ってくるとのこと。
クリスタルホワイトパールのT6インスクリプションで、B&Wのオプションスピーカー付きで走行距離が12,700kmとのことでかなり状態が良かったのですが、ネットで出回っている近しい状態の車よりも70万円近く安い金額提示でした。
もちろん修復履歴はありません。
なんでそんなに安い金額が提示できるのかと言うと…
もともと残価設定ローンでリースに出した車だったようなのですが、法人名義という事もあり通常よりもだいぶ安い残価の設定になっていたため、ディーラーとしては格安の金額を付けて認定中古で出してもある程度の利益は確保できてしまうという内容。
Kさんのお客様の案件のため、ある程度の決定権もKさんにあり、もし決めてくれるならこの金額で会社にも押し通しますよと言っていただきました。
正直、提示していただいた金額だと、ネットの中古車情報では1つ下のグレードのモメンタムと同じくらいの金額で、更には40万円越えのB&Wのオプションスピーカー付きと言うこともあり、即決で決めさせていただきました。
その後もネットの中古車情報を日々ウォッチしていますが、やはり同内容の車は70万円近く高い金額で出回っていますので、かなり良い買い物ができたことは間違いないようです。
ディーラーに行く前の簡単な準備で更に30万円お得に!
いかがだったでしょうか。
欲しい車が絞られたら、ディーラーに行く事をおすすめします。
ネットに出回っている情報は、実はほんの一握りの情報でしかありません。
現在進行形で動いているお買い得物件は、やはり現場で押さえる必要があるので、ぜひディーラーへ行きあなたに最高の1台を見つけてみてください。
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それは、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べてからディーラーに行くことです。
- 相場を知る事で売却額の交渉ができる
- ディーラー提示額が高いか安いか正しい判断ができる
- 相場額より安く売ってしまうという失敗を避けられる
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
- 来店不要
- ネットでかんたん・登録無料
- 相見積もりを一気に確認できる
愛車が高く売れれば、そのぶん欲しい車を買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
わたしも、上記を実践して、結果的に相場よりも100万円ほど安く中古のXC90を手に入れられました。
是非車の一括査定をご活用ください。
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