どうも!CAR-NICOです。
いま日本で一番売れている車のジャンルは「軽スーパーハイトワゴン」と呼ばれる背の高いトール型の軽ワゴンですが、その軽スーパーハイトワゴンの元祖といえば「ダイハツ タント」ですよね。
現行のタントは4代目で、ダイハツ渾身のプラットフォームである「DNGA」を引っ提げて2019年に登場しましたが、その実力はどうなのでしょうか。
ということで、今回はそんな気になるダイハツ タントに試乗してきましたのでその模様をレビューしていきたいと思います。
2020.8.10追記:試乗してきたので動画をアップしました!
この記事は上記5項目の構成となっており、5分ほどで読めるボリュームとなっています。
最後まで読んでいただく事で、タントについて詳細を把握でき、ディーラーへ行く前の準備はばんたんになります。
知識を入れてディーラーへ行くと交渉事も有利になりますので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。
タントの特長
タントの特長といえば
- ミラクルウォークスルーパッケージ
- 最新プラットフォームDNGA
この二つが最大の特長となっていますね。
大開口で乗降性が優れたミラクルオープンドアについては、もはや説明不要なほど浸透していると思いますが、4代目タントはさらに運転席を最大540mmスライドさせることができるようになっており、運転席と後席に実用的な動線が確保されました。
その他
- パワースライドドア ウェルカムオープン機能
- イージークロザードア機能
- タッチ&ゴーロック機能
など便利機能が満載です。
4代目のタントはこのDNGA採用第一弾のモデルとなっていて、シャシーフレーム、サスペンション、トランスミッションにいたるまで、あらゆる部分が刷新されており、軽自動車とは思えないワンランク上の走りを実現しています。
エクステリア・インテリアデザイン
タントは大きく分けると「ノーマル」と「カスタム」の2種類のモデルに分けられます。
ノーマルモデルのデザインはプレーンで癖がなく、万人受けするデザインとなっていますね。
一見するとキュートな印象を受けますが、フロントフェイスはムダな加飾がなく、グリルの面積も小さくとってあるので、見方によっては鉄仮面風で武骨な印象もあります。
このダブルミーニングなデザインはとても秀逸ですね。
一方でカスタムモデルは、専用のエアロパーツや内外装のメッキ加飾により、押し出し強めのカッコいいデザインとなっています。ただしそこまでギラギラしておらず、さりげない主張にとどまっている点は非常に好感が持てます。
これなら世代や性別をこえて愛されそうですね。
インテリアですが、インパネ周りは奥に向かって段差のある造作になっており、立体的でカッコいいですね。逆に中央のセンタークラスターはシフトノブやスイッチ類が非常にシンプルなのでうまく調和をとっています。
ということで、4代目のタントは機能面に加えてデザイン面も質感がアップしており、スーパーハイトワゴンの絶対王者N-BOXもうかうかしていられない出来栄えとなっています。
試乗インプレッション
まず、アクセルを踏んですぐに感じるのが、上質な走り出しです。
このどっしりと落ち着いた走り出しの感覚は、もはや軽自動車とは思えないような質感でした。
新型プラットフォームであるDNGAが実現した、高剛性のガッシリ感もしっかりと感じますね。ステアリングを切って車体が素直に曲がっていく感覚はとても気持ちよく、正直驚きました。
また、車体下部もがっしりしているので、その分しっかりとサスペンションが仕事をしてくれている印象で、うねりのある路面を走ったときも、車体の上下動は非常にゆったりと抑えられていました。
じつは同じ道を、同じDNGA採用の新型タフトでも走ったのですが、タフトよりもタントのほうがバウンシングは抑えられている印象でした。
もしかしたら、今回試乗したタントカスタムには、低フリクションダンパーなるものが採用されているようなので、その違いかもしれません。
ちなみに、今回はターボモデルの試乗でしたが、ターボめちゃくちゃ良いですね!
じつは今回の試乗までは、軽自動車にターボいる?と思っていたんですが、個人的にはターボはあったほうがいいという結論にいたりました。
ターボのどのへんが良かったのかというと、走り出しの加速が非常にスムーズで気持ちよく、これがある事でタントが1ランク上の車に感じられるんですよね。
ディーラーの営業さんには、「合流や追い越し加速で力を発揮するので、高速道路をよく使う人にはターボがお勧めです」とよく言われますが、じつはストップ&ゴーを繰り返す街乗りのほうがターボの良さを実感できるのではないかと今回気づきました。
車の発進時に、いちいちモタモタしているとけっこうストレスですからね。
特にファミリーユースは、乗車人数が多いので走行時の重量は増すと思いますから、パワー不足は余計に悪目立ちします。
せっかくカッコいい車を買うのであれば、気持ちよくカーライフを送りたいですよね。
ということで、最新プラットフォームDNGAを採用した4代目タントは、
と、どれをとっても軽自動車とは思えない品質でした。
グレードごとの価格
グレード | 駆動方式 | 価格(税込) |
---|---|---|
Xターボ | FF | 1,589,500 |
4WD | 1,716,600 | |
X | FF | 1,490,500 |
4WD | 1,617,000 | |
L | FF | 1,331,000 |
4WD | 1,457,500 | |
カスタムRS | FF | 1,782,000 |
4WD | 1,908,500 | |
カスタムX | FF | 1,699,500 |
4WD | 1,826,000 | |
カスタムL | FF | 1,578,500 |
4WD | 1,705,000 |
タントをお得に買うテクニック
車を買う際に値引きを引き出すのは、昔に比べると難しくなったと言われています。特にタントのような人気の車種では、大きな値引きを勝ち取るのは事実上不可能でしょう。
営業マンに対して値引き交渉するというのも……ちょっとしんどいですよね。
そんな中で、タントを安く購入する簡単なテクニックがあります。それは、タントの割引を勝ち取るのではなく、現在の愛車をより高く売って、タント購入の原資に充てるやり方です。
では、愛車を高く売るにはどうすれば良いでしょうか。実は、とても簡単な方法があるのです。
それは、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べてからディーラーに行くことです。
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
愛車が高く売れれば、そのぶん欲しい車を買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
コメント