軽自動車の中でも異彩を放つ存在である「スズキ ハスラー」が2020年の1月にフルモデルチェンジを実施し注目を集めています。
今まさに、購入を検討している人は多いと思いますが、複雑なグレード選びで悩んだりしていませんか?
車を購入した後で、「失敗したー」「あっちのグレードにしておけばよかった」ということがないように。
この5つのポイントを解説していきます!
5分ほどで読むことができますし、正しい車種選びをする事で、購入後の後悔もなくなります。
ぜひ最後までご覧いただければと思います。
【新型ハスラー】基本スペック
ボディサイズについて
ハスラーのサイズは
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,680mm
最小回転半径:4.6m
非常にコンパクトで取り回しが優秀なことがわかります。
日本では道路状況の関係もありコンパクトな車が好まれますので、ハスラーのサイズ感は日本のマーケットにおいて非常にポジティブです。
ちなみに、軽自動車で一番売れているホンダN-BOXのサイズは
全長:3,395mm
全幅:1,475mm
全高:1,790mm
最小回転半径:4.5~4.7m
となっており、ハスラーはN-BOXより全長が110mm低くなっています。
ちなみに、最低地上高はN-BOXは145mmに対してハスラー180mmとなっており、ハスラーにSUV的な要素が与えられていることがわかります。
悪路の走行も得意そうですね。
パワートレインについて
次にパワートレインについてみていきます。
新型ハスラーには、
- マイルドハイブリットシステム搭載NA(自然吸気)エンジン
- マイルドハイブリットシステム搭載ターボエンジン
の2種類のパワートレインが用意されています。
マイルドハイブリットシステム搭載NA(自然吸気)エンジン
最高出力49馬力+モーター2.6馬力
最大トルク58Nm+モーター40Nm
WLTC燃費 2WD25.0km/L 4WD23.4km/L
マイルドハイブリットシステム搭載ターボエンジン
最高出力64馬力+モーター3.1馬力
最大トルク98Nm+モーター50Nm
WLTC燃費 2WD22.6km/L 4WD20.8km/L
となっています。
【新型ハスラー】便利機能や魅力
ハスラーの魅力といえば、何といってもデザインなのではないでしょうか。
アイコニックな丸形ヘッドライトは先代から引き継がれていますが、ボディは丸みが取れたボクシーなデザインが採用されています。
なので、先代は全体的にキュートな印象でしたが新型は武骨な印象で、よりSUVテイストが強まった感じです。
インテリアもとても凝っていて、3連インパネ カラーガーニッシュが特に印象的です。
この「見ているだけでワクワクしてくるような内外装のデザイン」がハスラーの強みといえます。
スズキの予防安全技術「Safety Support セーフティ サポート」が基本的に全車標準装備となっている点も魅力的です。
※「HYBRID G」というグレードのみセーフティ サポート非搭載車が用意されています。
【新型ハスラー】セーフティサポートの内容
- デュアルカメラブレーキサポート
- 後退時ブレーキサポート
- 誤発進抑制機能
- 後方誤発進抑制機能
- 車線逸脱警報機能
- ふらつき警報機能
- 標識認識機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ハイビームアシスト
- 車線逸脱抑制機能(ターボ車のみ)
- アダプティブクルーズコントロール(ターボ車のみ)
- 全方位モニター用カメラ(メーカーオプション)
となっています。
標準で付いてくる内容が非常に充実していることがわかりますね。
また、新型ハスラーは収納が非常に充実しています。
【新型ハスラー】グレード比較
【スズキハスラー】価格表 ※2020年5月時点 | 新車価格 | 中古価格 |
---|---|---|
HYBRID G | 2WD | 1,365,100円 |
4WD | 1,499,300円 | |
HYBRID G (セーフティサポート非搭載※) | 2WD | 1,280,400円 |
4WD | 1,414,600円 | |
HYBRID Gターボ | 2WD | 1,459,700円 |
4WD | 1,593,900円 | |
HYBRID X | 2WD | 1,518,000円 |
4WD | 1,652,200円 | |
HYBRID Xターボ | 2WD | 1,612,600円 |
4WD | 1,746,800円 |
※セーフティサポート非搭載車(HYBRID Gのみ)→ -84,700円
2トーンカラー仕様→ +44,000円
ハスラーのグレードは
- エントリーグレードである「G」
- 上位グレードである「X」
の2種類で構成されており、それぞれに駆動方式「2WD」と「4WD」が用意されています。
また、パワートレインもそれぞれのグレードに「自然吸気」と「ターボ」が用意されています。
ちなみに、「X」グレードの自然吸気モデル(2WD、4WD)のみ、セーフティサポート非搭載車が用意されていますので、新型ハスラーのグレードは2×2×2+2の全10種類の構成となっています。
日本車としてはめずらしくわかりやすい構成ですね(笑)。
「G」と「X」の違い
「G」と「X」の主な違いは
機能比較 | 「G」 | 「X」 |
---|---|---|
ヘッドランプ | ハロゲン | LED |
電動格納ドアミラー | 電動格納のみ | リモ-ト格納対応 |
ホイール | スチール | アルミ |
ステアリング | ウレタン | 本革巻き |
インパネアッパーボックス | オープンタイプ | 蓋有り |
となっています。
次に「G」になくて「X」にだけある装備を見ていきましょう。
- フロントフォグランプ(LED)
- フロアコンソールトレー(ドリンクホルダー付)
- ドアトリムガーニッシュ
- 後席左側折り畳み格納式パーソナルテーブル(ドリンクホルダー、ショッピングフック付き)
- 運転席シートバックポケット(2段)
- プレミアムUV&TRガラス
- 6スピーカー(フロント2、リヤ2、ツイーター2)
「X」の装備は結構充実していますよね。
ちなみに、「G」と「X」グレードの価格差は152,900円となっていますが、装備の内容を見ると割安感があります。
ターボ車に追加されてくる装備
- パドルシフト
- パワーモード(走行モード)
- アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能付]
- 車線逸脱抑制機能
ターボ車には結構重要な装備が付いてくることがわかります。
ちなみにターボ車は、NA(自然吸気)エンジンより94,600円高くなっています。
その分アダプティブクルーズコントロール[全車速追従機能付]や、車線逸脱抑制機能が追加されてきますので、こちらも割安感がありますね。
わたしが選ぶとしたらズバリ「HYBRID Xターボ 2WD」
まず、「G」と「X」の選択ですが、ヘッドライトのLED化や本革巻きステアリングホイールなど、質感UPの装備が付いてくる点。
また、ガラスがUV&IRカットになってきたり、後席左側にテーブルが付いたり、ドアミラーをリモートで作動できるようになったり…と「G」に比べると「X」の装備は、便利機能も充実してくることがわかります。
それでいて価格は152,900円UPと、かなり割安です。
ということで、グレードは「X」で決まり。
次にパワートレインですが、アダプティブクルーズコントロールと車線逸脱制御機能は、絶対的にあったほうがいい装備です。
その理由は、これから世に出てくる新型車は間違いなくこの2つの装備は標準装備になってくると思います。
なので、2年後3年後にこれらの装備がない車は、下取り価格が大幅に下がる可能性が高いのです。
なによりも運転自体がとても楽になり安全運転に大きく寄与してきますので、リセールを度外視してもあった方がいい装備だと言えます。
なので、パワートレインは、アダプティブクルーズコントロールと車線逸脱抑制機能が付いてくる「ターボ」を選択。
最後に駆動方式は、過去に2WDのミニバンでガンガン雪山に行っていた経験上4WDは不要な事を知っており、金額を見ても、4WDと2WDの金額差は134,200円も開いていますので、駆動方式は迷わず2WDとなりました。
ということで、わたしが考えるスズキ 新型ハスラーのベストバイグレードは、
ずばり「HYBRID Xターボ 2WD」となりました。
スズキ新型ハスラーを簡単に安く購入するテクニック
車を買う際に値引きを引き出すのは、昔に比べると難しくなったと言われています。
特にハスラーのような人気車種では、大きな値引きを勝ち取るのは事実上不可能でしょう。
営業マンに対して値引き交渉するというのも……ちょっとしんどいですよね。
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それは、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べてからディーラーに行くことです。
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
愛車が高く売れれば、そのぶん欲しい車を買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
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