2017年12月、アルファードとヴェルファイアがマイナーチェンジを受けてリニューアルしました。
もともと威圧感たっぷりだったフロントフェイスは、よりシャープでソリッドに進化し、王者の風格を醸し出しています。
既に街中には新型のアルファード、ヴェルファイアが溢れていて、よく見かけますが、
この高級サルーンの要素を持ったミニバンは、決して安い値段ではありません。
にもかかわらず、どうしてここまでアルファードとヴェルファイアは支持されているのでしょうか。
今回は試乗レポートと共に、「アル・ヴェル」が選ばれる理由を徹底検証したいと思います。
リセールバリューが優秀!
実はアル・ヴェルは、驚異的なリセールバリューのため、
リセールを前提に購入すれば、実質価格がだいぶ安いのです。
前モデルの例ですが、アルファードGF(3.5Lガソリン)の2WDモデルの場合、
→3年以内ならリセールバリューは新車価格の80%
→5年以内なら新車価格の70%(傷なしなど諸条件あり)
で値段がつくというデータがあります。
新型で計算してみるとアルファードGFは540万円なので、その80%は432万円です。
差額はなんと110万円。
言いかえると3年110万円でアルファードが乗れる計算ができるわけです。
まあ、3年乗ってキズがまったくつかないなんてことはないでしょうから、リセールのパーセンテージはもう少し下がるとは思いますが、
とにかくアル・ヴェルは国内随一のリセールバリューを誇ります!
実際ディーラーに試乗に行った際は、その辺の説明もきっちりと営業さんにしていただきました。
アル・ヴェルは実は安く乗れる!
こんなプレミアムカーが、実はこんなに手の届くところにいたなんて!驚きです!
心を満たす優雅な内外装
内外装がゴージャスで、所有する満足感を得られます。
ボディサイズは圧巻の、4,945mm×1,850mm×1,950mm。
近くで見ると本当に威圧感がものすごいです。
また、キレのあるフロントフェイスのおかげで、大きい車によくある、特有のもっさりした感じは皆無です。
どちらかというと、先鋭的に過ぎる感はありますが、
大きい車体とのバランスがマッチしていて非常に優れたデザインと言えます。
こんな風に、自分の気持ちを引っ張ってくれそうな大迫力の車には、どうしたって惹かれますよね。
インテリアは、もともと上質だったものが、より高級に練り上げられたといった感じです。
特に、「エグゼクティブラウンジ」では、シートが本革採用されているところや、
シルバー木目の専用加飾の採用など、細部にわたり先進的な室内空間の演出が施されています。
2列目のエグゼクティブシートは、足を投げ出せるくらい広く、オットマンを出してリクライニングを倒せば、まさにファーストクラスです。
試乗時、「自分の母親をセカンドシートに乗せて、温泉旅行にでも連れて行ったら、どんなに親孝行だろう・・・」などと妄想してしまいました。

こんな車、欲しいに決まってるよ…
最新の安全装備
これまでのアル・ヴェルの弱点は、安全装備が貧弱だった点でした。
今回のマイナーチェンジで、第2世代トヨタセーフティーセンスを採用。
一躍トヨタ内でも最新の安全装備を備える事となり、弱点を払拭しました。
第2世代のトヨタセーフティーセンスの特徴は、歩行者に加え、自転車の検知機能も備えたことです。
ちなみに、歩行者に関しては、夜間も検知してくれます。
また、全車速追従式クルーズコントロールには、ステアリング操作支援も行うレーントレーシングアシストも完備。
さらに、ハイビームの照射を、対向車に対して遮光する、アダプティブハイビームアシストを装備しています。
と、いろいろ追加されたわけですが、正直、他メーカーでは既に取り入れられている機能ですので、どちらかというとようやくトヨタが追いついたという感じでしょうか。
安全装備の脆弱性により、二の足を踏んでいたユーザーが、安心してアル・ヴェルを購入できるようになったということは少なからずあると思います。
自分にあったグレードを選べる
新型アル・ヴェルのパワートレインは3種類。
- 2.5L直4DOHC
- 3.5LV6DOHC
- 2.5L直4DOHCハイブリット
それにそれぞれエアロタイプ仕様があり、「エグゼクティブラウンジ」など、装備面での切り分けがあり、
グレードの総数は実に19種類あります。
車両本体価格は、下は2.5LガソリンXモデル(アルファード)360万3960円で、
上は2.5L直4DOHCハイブリット エグゼクティブラウンジS(アルファード)750万8160円と、
下位と上位のモデルでとんでもない値差があります。
いいかえると、自分にあった装備を吟味して、より自分にふさわしいグレードのチョイスが可能ということになります。
ちなみに、今回試乗したモデルは、アルファードの2.5L直4DOHCエアロタイプSで、値段は398万6280円のモデルでした。
下位のほうのモデルでしたが、貧相なところはまったくなく、上質な空間と乗り心地を提供してくれる1台でした。
下位のモデルもじゅうぶんな満足を得られるところが、選ばれる理由であることは間違いありません。
試乗レポート
運転席に乗り込むと、まさに高級サルーンに乗っている感覚になります。
背の高い車特有の、爽快な感覚があり、気分が高揚します。
大きさにはすぐに慣れて、扱いづらいという感じは一切ありません。
今回のマイナーチェンジで、ボディ剛性が高められて操縦安定性が高められており、他のミニバンに比べると段違いです。
ステアリングフィールもミニバンの範疇を超えた感覚です。
ただし、それは「ミニバンのジャンル内で比べると」という注釈付きなので、まだまだ改善の余地はあるように感じました。
例えば、他ジャンルで競合しそうな、マツダのCX-8と比べると、走りの面では後塵を拝する感じは否めません。
まあ、大型のミニバンですので、走りに関してはあまり求め過ぎてもしょうがありません。
そもそもアル・ヴェルは、走りに喜びを見出すジャンルの車ではないのです。
真骨頂はやはり2列目シートの乗り心地でしょう。
運転をYOMEに変わってもらい自分は2列目に移動。

おぉぉぉぉ!!
最高です!
YOMEは運転が得意なので、旅行に行った際に、運転をYOMEに変わってもらい、自分は2列目でくつろぐ光景を思い浮かべて思わずヘラヘラ。
こんなに居住空間が最高の車は、世界を見渡してもそうはありません!最高でした。
アルファードをお得に買うために
【アルファード】主要 グレード | 新車価格 | 中古価格 |
---|---|---|
X | 337万円 | 275~448万円 |
X 4WD | 362万円 | 259~379万円 |
S (8人乗り) | 371万円 | 278~402万円 |
S (7人乗り) | 375万円 | 269~544万円 |
S Aパッケージ | 392万円 | 325~467万円 |
S 4WD (8人乗り) | 396万円 | 318~399万円 |
S 4WD (7人乗り) | 400万円 | 333~409万円 |
S Aパッケージ 4WD | 417万円 | 359~399万円 |
S Cパッケージ | 438万円 | 375~698万円 |
S Cパッケージ 4WD | 463万円 | 368~628万円 |
SC | 496万円 | 470~599万円 |
SC 4WD | 516万円 | – |
G (7人乗り) | 420万円 | 333~470万円 |
G 4WD (7人乗り) | 445万円 | 307.8万円 |
GF | 522万円 | 364~598万円 |
GF 4WD | 542万円 | 339~478万円 |
Executive Lounge | 702万円 | 439~830万円 |
Executive Lounge S | 717万円 | 704~818万円 |
Executive Lounge 4WD | 722万円 | 439~800万円 |
Executive Lounge S 4WD | 737万円 | 770.0万円 |
今回のマイナーチェンジで、アル・ヴェルは安全性能の弱点も克服し、日本が世界に誇る高級ミニバンになりました。
さらに、高級車なのに、驚異的なリセールバリューのおかげで実は買いやすいということもご理解いただけたかと思います。
是非お近くのトヨタディーラーで詳しい話を聞いていただけたらと思います。
ちなみに、ディーラーに行く前に必ずしておいた方が良い準備があります。
それは、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べておくこと。
それをするのとしないのとでは、車の購入時に30万円以上差が出てくる可能性があるのです。
愛車の価格を把握しないでディーラーに行くと、下取り査定で愛車を安く買い叩かれてしまい、大損をしてしまうというのは多々ある話。
そうならないようにディーラーに行く前には必ず自分の愛車がいくらで売れるのかを調べておきましょう。
愛車がいくらで売れるのかを調べるには、車の一括査定サイトをおすすめします。
車の一括査定は、ネット上で簡単な登録をするだけで、複数の買取り店の中から1番高く買い取ってくれる店を選べる便利なサービスだからです。
愛車が高く売れれば、そのぶんアルファードを買いやすくなりますし、付けたいオプションを付けることもできますからね。
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