車を購入する際に、見積もりを出してもらうと、「あれっ……思っていたよりも高いな」と思ったことありませんか?それは、車体本体の価格に購入時の諸費用が乗っているからなのです。
諸費用は、一般的に車両本体お10%~20%が相場とされていますが、結構な金額ですよね。よくわからずに、大金を持って行かれるだなんて、なんだかモヤモヤします。
諸費用とはいったいどんな費用なのでしょうか。
今回は、車購入時の諸費用の内訳と、諸費用カット術の詳細をレポートしていきたいと思います。
中古車購入時にかかる諸費用の内訳
法定費用 | 代行費用 |
---|---|
自動車税 | 車両登録代行費用 |
自動車重量税 | 車庫証明代行費用 |
自動車取得税 | 納車時輸送費用 |
自賠責保険 | 洗車、クリーニング費用 |
リサイクル料 | – |
消費税 | – |
中古車を購入する際は、車両本体価格のだいたい10%~20%の諸費用が掛かります。
諸費用は、大きく分けて税金関係の「法定費用」と登録手続き手数料の「代行費用」の2つ。
それぞれの詳細をのぞいてみると、上記のような費用がかかっています。
法定費用は削ることができませんから、
代行費用をいかに節約するかがポイントになっています。
法定費用(税金)の詳細について
◆自動車税
自動車税とは、排気量によって金額が異なる税金です。
中古車購入時の翌月から、次の3月までの分を一括して支払わなければいけません。
※軽自動車はどのタイミングで購入しても10,800円の固定になっています。
例えば排気量2Lの車を4月に買った場合は、購入時の自動車税は36,200円となり、12月に購入した場合は9,800円となります。
また、3月に購入した場合はこの税金が初回0円になるのもポイントです。
◆自動車重量税
購入した車両の重さによって決まる税金です。
基本的には車検時に、有効期間分をまとめて支払う税金のため、車検が残っている中古車を購入する場合は次の車検までは支払不要です。
◆その他の税金
- 自動車取得税
- リサイクル料
- 自賠責保険
- 消費税
いずれにしても、上記の法定料金の値引きは無理ですから、参考までに。
カットも可能な代行費用の詳細について
車両登録代行費用について
購入する車を自分名義に変更するための登録代行費用で、頑張って自分でやってしまえば0円にできます。
販売店によって金額設定が違いますので一概に言えませんが、相場としては3万円前後のようです。結構大きい額になりますので、ご自身でやると結構費用を節約できます。
車庫証明代行費について
車庫証明とは、購入する車を保管する場所をしっかり確保していますという証明書になります。
相場としては、この代行費用は2万円ほど取られる場合があるようなので、できることなら自分で手続きしてしまったほうが良いと思います。
車庫証明取得は自宅住所を管轄している警察署で行いますが、書類を作成したらその日にもらえるわけではありません。だいたい書類提出から1週間以上かかりますので注意が必要です。
証明書の準備ができたらもう一度警察署に行きます。印紙代と手数料で、2,500円ほど必要になるのと、念のため認印も準備して行ってください。
納車費用について
納車費用は、運ぶ距離によって設定されていることがほとんど。
販売店が近隣にあり、30分以内で届けられそうな場合は1万円以内で収まります。
一方、販売店が遠方で1時間以上かかってしまう場合、納車費用は3万円程度掛かる可能性もありますので、なるべく削りたいポイントですよね。
もし購入した車を、店舗まで取りに行くことが可能であれば、納車費用は、交渉で0円にできるかもしれません。
ただ、一概に0円になるとは言い切れないので、購入店舗に確認し、交渉してみてください。
クリーニング費用について
クリーニング費用はピンキリですが、中には5万円ほど諸費用に乗せているような店舗もあるようです。
中古車販売店としても、この項目は利益を乗せやすい項目で、結構盛っているケースがあるようなので、ここは交渉のポイントかもしれませんね。
具体的にどこをどうクリーニングするのか、本当にそれだけ費用がかかるものなのか、また、実車を見て確認し、そこまでの清掃は必要ないのでカットしてほしいという交渉はできるはずです。
まとめ
車庫証明 :2万円程度
納車費用 :1万円程度
クリーニング費用:5万円程度
合計11万円!!
この11万円が値引きの幅になりますので、購入希望の車の取引相場をあらかじめリサーチしておいて、値引き交渉にのぞみましょう。
また、「条件によっては今日中に買う」という熱意を前面に押し出して臨めば、営業さんは絶対に頑張ってくれるはずです。
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諸費用の値引き交渉が終わったら、次は今乗っている愛車をいかに高く売るかを考えましょう。そこをしっかりとできれば、普通に中古車を購入するよりも、最大で50万円は安く購入できることになるのです。
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