車の買い替えを検討している人で、「次はSUVにしてみようかな」と考えている人は多いのではないでしょうか。
最近のSUVは、居住スペース・ラゲッジスペースの容量が広いので多用途に使える点はもちろん、自動車の技術革新が進み、セダン並みの走行性能を手に入れている点が魅力的ですよね。
そしてデザインがカッコいいところも選ばれるポイントになっているのではないでしょうか。
また、最近のSUVは3列シートを備えている車両が増えてきている点も嬉しいポイントで、ミニバンからの買い替え需要をうまく取り込んでいる印象です。
実は、3列シートを備えるSUVは数あれど、実用性が担保されている車は意外と少ないので注意が必要です。
ということで、今回は実用的な3列シートを備えたSUVで、おすすめのモデル5車種を徹底比較していきたいと思います。
3列シートの設定がある主なSUV

- マツダCX-8
- ボルボXC90
- アウディQ7
- BMW X5
- メルセデスベンツ GLS
- レクサス LX
- レクサスRX 450hL
- ランドクルーザー/プラド
- ディスカバリースポーツ
- プジョー5008
- 日産エクストレイル
- 三菱アウトランダー
- ホンダCR-V
こうしてみると結構ありますよね。
ただし、ほとんどの車種で3列シートはエマージェンシーシートの位置付けになっており、おとながゆとりを持って乗れる仕様になっているものはほとんどないのが現実です。
【厳選5種】大人でも使える3列目があるSUV
そんな中でも、身長170cmのわたしが実際に乗り込んでみて、これは十分に使えるなと感じたおすすめモデルは、ズバリ!
- マツダCX-8
- ボルボXC90
- アウディQ7
- ディスカバリースポーツ
- プジョー5008
次に、その5車種のそれぞれの特徴をご紹介していきます。
【使える3列SUV①】マツダCX-8

新車価格:289~446万円
中古価格:295~430万円
マツダ渾身のフラッグシップSUVで、卓越した走行性能に加え、ラグジュアリーな内外装がうけて爆発的に売れています。
3列目のシートは、1列目、2列目同様にしっかりと作り込まれており、身長170cmのわたしがしっかりと乗り込めるようになっています。
小学生くらいのこどもであれば、かなりゆとりを持って乗れるのではないでしょうか。
サイズは、全長4,900mm×全幅1,840mm×全高1,730mmとなっており、ラゲッジスペースの容量は、3列目可倒時で572Lとなっており、荷室の容量はそれほど広いというわけではありませんね。
3列目の居住性に重きを置いたということなのでしょう。
【使える3列SUV②】ボルボXC90

新車価格:789~954万円
中古価格:569~815万円
現在展開されている、大人気の新世代ボルボ群は2016年にデビューしたXC90から始まりました。
開発に1兆3000億円もの巨額費用を投入した最新プラットフォームは、先代に比べ、ボルボの走りを劇的に進化させました。
また、何物にもこびない、独自のスタンスを貫いたスカンジナビアンデザインは、心安らぐ特徴的なデザインとなっており、多くの新規ファンを獲得したのでした。
3列目の空間ですが、設計上170cmの人がゆとりを持って乗れるように設計されているとのことで、かなり余裕がありました。2時間くらいのドライブでもじゅうぶん耐えられる印象です。
サイズはモメンタムモデルで、全長4,950m×全幅1,930mm×全高1,775mm。
ラゲッジスペースの容量は、3列目可倒時692Lと、まずまずの広さとなっていますね。
【使える3列SUV③】アウディQ7

新車価格:812~1093万円
中古価格:398~848万円
アウディのフルサイズSUVであるアウディQ7。
現行モデルは2代目となっており、アウディの最新プラットフォームであるMLBevoを採用した新世代モデルとなっています。
パワートレインは2,000ccの直列4気筒と3,000ccのV6モデルが用意されていますが、2,000CC直列4気筒で、このサイズの車をストレスなく走らせることができる点は驚きです。
いろいろな車両に試乗しましたが、Q7の乗り心地は最高でした。
精巧な機械を思わせるインテリアのデザインも秀逸で、是非手に入れたい1台といえます。
3列目シートは、倒すのも起こすのもボタン1つで自動でやってくれて、「さすがジャーマン3のプレミアムカー!」といったところですね。
ただ、居住スペースは車両サイズのわりには狭い印象です。
可倒装置を自動にしたぶん狭くなってしまったのでしょうか。
ただ、1時間くらいのドライブであれば問題なく乗っていられる印象でした。
サイズは、全長5,070mm×全幅1,970mm×全高1,735mmとなっており、ラゲッジスペースの容量は、3列目可倒時で770Lとかなり広大な印象です。
【使える3列SUV④】ランドローバー ディスカバリースポーツ

新車価格:443~763万円
中古価格:288~688万円
言わずと知れたキングオブSUVメーカーのエントリーモデルであるディスカバリースポーツ。
フリーランダー2の後継車として発表されたディスカバリースポーツの特徴は、何と言っても安定感のある走りと、考え抜かれたパッケージが実現した広大な居住空間でしょう。
3列目シートは、作りじたいはエマージェンシーシートの域を出ないものですが、スペース的には申し分ない印象で、1時間くらいのドライブであればまったく問題ありません。
小学生くらいのお子様であればじゅうぶん快適に過ごせそうですね。
サイズは、全長4,610mm×全幅1,895mm×1,725mmとなっており、ラゲッジスペースの容量は、3列目可倒時で、なんと981Lと驚きの広さを誇ります。
取り回しのしやすいサイズ感にもかかわらず、この居住スペースですから、ファミリーユースの乗り替え需要をしっかりと押さえることができそうですね。
【使える3列SUV⑤】 プジョー5008

新車価格:404~473万円
中古価格:318~450万円
5008の武器と言えば、何と言っても「デザイン」と「独特の乗り心地」でしょう。
フランス車らしい個性的なデザインは所有感を高めてくれるでしょうし、猫足と評される足回りは「しなやかさの中に粘り腰がある」独特の感覚で、一度乗ったら病みつきになる乗り味をしています。
サイズ感の割に非常にゆとりのある3列目シートが備わっている点も見逃せないポイントで、ミニバンからの乗り換え需要をしっかりとカバーできるでしょう。
ディーゼルモデルのラインナップがあるのも嬉しいポイントで、音、振動共にしっかりと抑えられており好感がもてました。
おすすめ3列シートSUVまとめ
今回は実用的な3列シートを備えたSUVを比較してきました。
車選びの際に今回の内容が少しでも参考になれば幸いです。
上記はあくまでもわたしの主観にもとづくレポートですので、気になっている車があるようでしたら、ぜひ一度ディーラーで試乗してみてくださいね。
もし今乗っている車を売って買い替える予定!という方にはディーラーに行く前にやっておけるオススメの事前準備があります。
それはとても簡単なことなんですが、自分の愛車がいくらで売れるのかを調べておくこと。
- 相場を知る事で売却額の交渉ができる
- ディーラー提示額が高いか安いか正しい判断ができる
- 相場額より安く売ってしまうという失敗を避けられる
面倒だからディーラー下取りで良い!というのももちろんありです。
ただ、車種によっては30万円以上差が出てくる可能性があるので、相場額だけでも調べておくといいかもしれませんね。
事前に相場額を調べる方法は車の一括査定サイトがおすすめです。
- 来店不要
- ネットでかんたん・登録無料
- 相見積もりを一気に確認できる
愛車が高く売れれば、そのぶん欲しいクルマを買いやすくなりますし、贅沢なオプションを付けることもできますからね。
コメント