近年、車の機能の変化は正に日進月歩。
「え! 今の車ってこんな凄いの?!」と驚かされる事が本当に多くなりました。
機能や装備は車によって変わりますので、
欲しい車の候補が決まったら、試乗に行く前に機能や装備の詳細を確認してみてください。
どの装備が重要なのか、わからなくなったり選ぶのが面倒になってしまったりするかもしれません。
そこで今回は、
- 最低限押さえておきたいポイント
- 試乗時に確認すべきポイント
について書きたいと思います。
衝突被害軽減ブレーキ(緊急自動ブレーキ)
今や装備が当たり前の衝突被害軽減ブレーキ。
候補車の中に中古車が入っている場合は装備の有無を確認する必要があります。
衝突被害軽減ブレーキは、自動ブレーキと説明されていることが多く、ひとくくりにされがちですが、
詳細は、その車のサポカー表示を確認すれば一目でわかります。
サポカー表示とは?
- サポカー
- サポカーSベーシック
- サポカーSベーシック
- サポカーSワイド
サポカー表示は上記の4種類があります。
それぞれの違いは下記のとおり。
サポカー
対車両、対歩行者の衝突被害軽減ブレーキを装備する車種
サポカーSベーシック
自動ブレーキおよびペダルの踏み間違い時加速抑制装置を装備し、自動ブレーキ(対車両)が約30km/h以下の低速で作動するもの
サポカーSベーシック+
自動ブレーキおよびペダルの踏み間違い時加速抑制装置を装備し、自動ブレーキ(対車両)が約30km/h以上の速度でも作動するもの
サポカーSワイド
自動ブレーキ(対車両、歩行者)およびペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線維持支援装置または、車線逸脱警報、先進ライトを装備するもの
上記のとおり、一口に自動ブレーキと言っても性能は全然違います。
候補車がどれにあたるのかをしっかりと確認してみてください。
クルーズコントロール機能
これは、前車追従走行機能です。
この機能も現在はほとんどの車両に搭載されているのですが、やはり機能に違いがあります。
それは、全車速型かどうかという点です。
全車速型のクルーズコントロールとは、0km~から作動しますので、ストップ&ゴーもできます。(再発進時は追従再開のボタンを押す必要あり)
つまり、渋滞時にはアクセルやブレーキ操作は一切せずに前車に追従してくれるということなのです。
この機能があると、運転が非常に楽になります。
中には30km/h以上の条件下でないと前車に追従しないため、ストップ&ゴー機能がないという車両もあります。候補車はよく確認してみてください。
電動パーキング機能とオートホールド機能
オートホールド機能も一回体験してしまうと、はずせない装備になります。
市街地などで、信号停止が多くなる場面。
停車すると自動的にパーキングブレーキがONになり、ブレーキペダルから足を離しても大丈夫というもの。
市街地のブレーキワークはロングドライブになればなるほど本当に疲れますよね。
これがあると本当に楽に運転できます。
ちなみに、オートホールド機能も現在はかなり普及していますが、車によってかなりクセがあります。
例えをあげると、
など。
あなたの候補車は一体どう感じるか、試乗時に確かめるポイントの1つです。
アラウンドビューモニター
この装備は「車庫入れが苦手」というような、運転に少し自信がないかたには重宝します。
プレミアムカーにもなると、まわりの景色もちゃんと合成して表示し、さらには、乗っている車両をぐるりと全方位から映し出したりできるものもあります。
これがついていると、縦列駐車もなんなくこなせるようになり、今まで小さめの車しか乗ったことなかったけど、ちょっと大きめの車に買い替えてみようかな。なんてこともできるようになります。
車両のパワートレインについて
ついこの間までは、トラックや大型クロスカントリーSUVを除けば、車はガソリン車とハイブリット車の2択でした。
しかし今は、ガソリン、クリーンディーゼル、ダウンサイジングターボ。
そして、ハイブリット、PHEVなど、パワートレインは多種多用です。
それぞれ乗り味がまったく違いますので、パワートレインをしっかり意識して乗り比べる必要があるでしょう。
メーカーによって得意分野が異なるのも面白いポイントです。

ちなみにわたしは、低回転域から強大なトルクを発揮するクリーンディーゼルの虜になっております。いまどきのクリーンディーゼルって本当にパワフルで静かなんですよね。
その他おすすめ先進装備
その他のおすすめ装備としては、ヘッドアップディスプレイがあります。
交通標識や簡単なナビ表示を、運転席の前のフロントガラス上に表示させる装備です。
先進ぽくてカッコいいのと、視線の移動が少なく色々な情報を取得できるので非常に楽です。
また、メーター類が全面液晶のデジタルコックピットも先進の装備として一押しです。
しかし、残念ながらデジタル液晶メーターを採用している車種は日本車ではまだまだ見かけません。
レクサスの一部で採用されているだけでしょうか。
日進月歩の自動車装備ですから、日本車でも近い将来採用されていくはずの装備です。
実際の試乗時に確認すべきこと
カーディーラーでの試乗経験があまりない状態で来店すると……緊張しますよね。
なんか敷居が高い気がしてしまって、浮足立ってしまったりするものです。
ただ、終始その状態で試乗してしまうと、ほとんど収穫なしで終わってしまいます。
大事なのは、お目当ての車両の予習と、確認すべきポイントをリストアップしておくことです。
その他の確認すべきポイントは下記のとおり。
走行性能の確認
ステアリングフィール (ハンドルを切った感覚) |
軽いか重いか、アソビがあるか、素直か |
---|---|
サスペンション | 硬いか、柔らかいか (硬いとカーブを機敏に曲がれて、柔らかいとしっとりと優雅に乗れる) |
アクセルレスポンス | アクセルを踏んだときの加速の応答性はどうか。 |
運転のしやすさ | 死角が多いか少ないか |
などもしっかりと確認しておきましょう。
車内空間の確認
荷室のスペース | 開口部の広さもしっかりと確認 |
---|---|
アレンジはスムーズか | 重要です。実際にシートアレンジをしてみてください。 |
後席の確認 | 実際に乗ってみて、乗り降りのしやすさや膝まわりと頭上の空間の広さをしっかりチェック。背の高い人は頭が天井についてしまうケースも。 |
まとめ
車の装備は本当にいろいろあって、しぼっていくのが大変ですよね。
ほしい装備を上げればきりがないのですが、候補車をどんどん試乗することが大切だと思います。
試乗を重ねていくと、自分が本当にほしい装備と、なくてもいい装備が見えてくるからです。
上に書いたとおり、試乗に行く前はしっかりと予習していくことをおすすめします。
そして時間がある場合は、今乗っている車がいくらで売れるのか事前に相場を確認しておくのもおすすめです。
できるだけ多くの情報収集をして、自分に合った究極の1台を見つけてください!
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