2018年、BMWのX4がフルモデルチェンジを果たしリリースされました。
初代よりさらに走りに磨きがかかったと評判ですが、
新型プラットホームの採用や、先進技術の搭載により、価格も上昇しています。
一番安いX4の30iスタンダードモデルの車両本体価格が7,640,000円(税込)……。
購入はかなり勇気のいる決断になりますよね。
そこで目を向けたいのが旧型のX4です。
新型がリリースされたこともあり、旧型の中古の値段が下がり狙いやすくなっています。
ということで今回は、「BMW GROUP Tokyo Bay」さんに、
旧型のX4 xDrive35iを貸していただきましたのでレポートしていきたと思います。
エクステリア
外観は新旧でほとんど変化はありません。
見分けるポイントは、旧型はキドニーグリルが新型より小さく、ヘッドライトがグリルと繋がっている点で、その他は本当にソックリです。
旧型もぜんぜんカッコいいんですね。
ボディサイズは、
新型が、全長4,760mm×全幅1,881mm×全高1,624mmに対して、
旧型は、全長4,671mm×全幅1,881mm×全高1,624mmと、
全長が89mm短いので取り回しがじゃっかん良くなっています。
インテリア
さすがに旧型のインテリアは、新型に比べると古くなってきた感がありますが、それでもチープということはぜんぜんありません。
質感高く満足のいくものになっています。
ネットの画像なんかで見ると多少チープに見えたりもしますが、実物を見ると質感の高さを実感できると思いますので、是非ご自身で確認してみてください。
試乗
乗り込む前に、グルっと車両を一回りしてサイズ感を観察してみると、全長はそこまで長くないのですが、全幅がワイドな分やはり一般的な日本車に比べて結構大きく感じます。
X4はクーペタイプのSUVなので、ルーフがリアに向かって下がっていくデザインになっており、
X3やX5に比べてスポーティーでアーバンなデザインをしているのが特徴で、非常にカッコいいですね。
運転席に乗り込むと、BMW特有のカッチリとした空間に包まれて、心が整っていくような不思議な感覚になります。
ドアの厚み、ドアの閉まるときの音、質感の高いインテリア、シートのホールド感、ステアリングの握り心地、細部の作り込みがそう感じさせるのだと思いますが、
トータル的な空間デザインが非常に優れているのがBMWのひとつの特徴と言えるでしょう。
インテリアは、新型に比べてしまうと少し物足りなく感じますが、旧型のデザインも極めて優秀ですので、満足のいく所有感を得られるのではないでしょうか。
エンジンを始動させるとすぐに感じるのは極めて高い静粛性です。
今回試乗したのは、X4のxDrive35iで、直列6気筒のターボエンジンを搭載していましたが、アイドリング時に、遠くの方から微かに伝わってくるようなエンジンの鼓動がとても心地よく、印象的でした。
アクセルを踏み込んで発進すると、なんの引っ掛かりもなく滑るように進んでいきます。
車重は1,900kgもありますが、最高出力306ps、最大トルク400Nmの強力なエンジンにより、発進のもたつきは皆無です。
また、BMW伝統の「シルキーシックス」と評される、直列6気筒エンジンの滑らか過ぎるエンジンフィールは、「感動」の一言につきます。
前評判どおりのパフォーマンスを目の当たりにすると本当に心が躍りますね。
乗り心地に関しては、車重があるため、しっとりとしていて上質です。
足はBMWらしく硬めのセッティングですが、路面の凹凸でポンポン跳ねるような感覚はなく、
ダンパーの性能だと思いますが、突発的な路面の入力も上手にいなしていきます。
上質なフラット感は他のSUVと比べてもかなり高いと言えるでしょう。
ステアリングフィールに関しては、これまたBMWならではの感覚で、
「どっしり」「しっかり」したフィーリング。
フォルクスワーゲンやアウディーを乗っている人が、いきなり乗り換えると、ステアリングの重さに戸惑うかもしれませんが、
慣れてくるとステアリングを切ったぶんだけ正確に曲がっていく感覚がクセになってきます。
ということで、走りに関しては非の打ち所がなく、完成度の高さを感じました。
唯一欠点があるとすれば、後席の狭さです。
170cmの私が座ったときに、膝がじゃっかん持ち上がるような体勢になるので、
背の高い人が乗ると結構窮屈かもしれません。
クーペタイプのSUVですから、その辺は宿命的でしょうがないのですが、
X4の購入は自分のライフスタイルとしっかりと照らし合わせて検討する必要がありそうです。
xDrive35i 中古価格相場
走行距離にもよりますが、
X4のxDrive35iは、339万円~518万円で市場に出回っているようです。
新型X4で、同じ直6エンジンを持つX4M40iの新車本体価格が977万円ですから、
339万円の車両は、新車の実に60%OFFということになります。
また、かなり状態の良い、走行距離4,000kmほどの、2年落ちX4も496万円で出ていますが、
そちらも、新車価格の50%OFF程度で買えてしまうことになります。
今回の試乗で、旧型のポテンシャルはしっかり確認できましたので、コスパ重視で考えれば、中古がいかに狙い目であるかをわかっていただけたのではないでしょうか。
ちなみに、今回試乗させていただいた「BMW GROUP Tokyo Bay」では、
店舗の敷地の駐車場に、認定中古車の展示があり、
旧型X4も展示されていますので、是非見に行ってみてください。
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